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【買取に出す前に必見!】カメラを高く買取に出すためのポイントを査定担当者に聞いてみた

最近ではスマホのカメラの性能が上がっていて、お持ちのカメラの出番が少なくなったという方も多いでしょう。それに伴って「使わなくなったカメラを売りたい」「コレクションを整理したい」という需要も増えています。

プロやハイアマチュアが使用するデジタル一眼レフカメラ、小型軽量で女性にも人気のミラーレスカメラ、大事なイベントを漏れなく記録できるビデオカメラなど、カメラにもさまざまな種類があります。機種やメーカーも多くて、どこに気をつければいいのか、初めて買い取りに出す方には分かりにくいでしょう。

そこで今回はカメラの買い取りについて、長年中古仕入担当を務める宮崎徳也に話しを聞いてみました。高く売るための工夫や査定時のチェックポイントなど、現場の査定担当者しか知らない内容が盛りだくさん。こちらの記事を読んで、ぜひ買取に出してみましょう。

買取査定担当者プロフィール紹介

フジヤエービック 撮影機材担当 宮崎徳也

2004年ごろから中古仕入担当となり、主に撮影機材の担当を10年以上経験。現在はビデオカメラをメインに周辺機器・オプション(レンズアダプター・カメラバッグ・ポータブルレンズ)など、幅広いジャンルの買取上限金額の設定を担当。

フジヤエービックとフジヤカメラの関係について

フジヤエービックの前身でもある株式会社フジヤカメラ店(以下フジヤカメラ)では、写真用カメラを専門に取り扱いを行っていました。しかし、1980年代にはビデオカメラ・オーディオなどの写真用カメラ以外の需要が拡大したため、フジヤエービックが設立されました。現在は撮影用・制作用機材や、ヘッドホン、イヤホン、アンプ、スピーカーといったピュアオーディオ製品を取り扱いしております。

1946(昭和21)年に誕生したフジヤカメラは2016年で設立70年、1986(昭和61)年設立のフジヤエービックは設立30周年を迎えている老舗の買取販売店です。前述の通り、フジヤカメラでは写真用カメラ(デジタル・フィルム)をメインに、フジヤエービックでは撮影系・制作系・鑑賞系の商品を扱っております。

買取対象のカメラについて

Q:どのようなカメラの買取が多いでしょうか?

前説にもありましたが、ビデオカメラが一番多く、次にデジタル一眼レフが多い状況です。ミラーレスは最近徐々に増えてきており、動画機能が充実したモデルが増えてきたことで、当店では近いうちデジタル一眼レフを追い抜くと思われます。デジタル一眼レフに関しては、静止画撮影の方の需要が多いため、やはりフジヤカメラなどの写真用カメラ専門店に買取に出すことが多いでしょう。

ミラーレス一眼は動画撮影に強く、フジヤエービック自体が「動画・ビデオ」のイメージが強いため、新品・中古問わず注文が増えております。ミラーレス一眼を使っている方が、今まで使っていた製品を売って最新の製品を買うサイクルができてきていますね。下取り交換(買い替え)のリピーターという方も結構多いですし、どんどん増加していますね。

それと、お客様が買い取りにお持込になる時は、カメラ単体だけでなく、周辺機器も一緒にお出しになるケースが多いです。撮影系の機材の買い替えの時は周辺機器も合わせて買い替えとなることが多いため、自然と周辺機器の買取も増えていっています。ニッチなアイテムはお客様から大変好評でして、今後も周辺機器については積極的に買い取っていく予定です。

買取価格について

Q:カメラの買取価格はどのように決めているのですか?

まず買取上限金額(買取価格の最大値)については、中古品の想定売価を決めます。その上で、年式や人気、利幅をどの程度とるのかを個別に決めて決定しています。もちろんそれだけではなくて、ライバル店の価格動向も見て、頑張るところはできる限り頑張っているつもりです。・・・至らぬ点は多いですが(笑)

一方で、新製品が登場したり、現行品が値崩れした場合は、中古の想定売値も下がることが多いため、当然買取上限金額も下がる傾向にあります。

Q:人気が高いカメラのメーカーはありますか?

デジタルカメラに関しては、SONY(ソニー)、Canon(キヤノン)、Panasonic(パナソニック)が多いですね。この3社に共通しているのは「動画にも強い」というところです。

  • Canon(キヤノン):EOS 5Dシリーズをはじめ、動画撮影に強い一眼レフカメラが特長
  • SONY(ソニー):α(アルファ)シリーズなど、動画撮影に強いカメラが多いのが特長
  • Panasonic(パナソニック):新機種のLUMIX GH5など、早くから動画撮影に着目していた点が特長

ビデオカメラに関しては、上記メーカーに加えて以下のメーカーが人気です。

  • Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン):シネマ撮影用として需要が高い
  • JVC(Victor):他社にはない独特な機能をもった製品が特長

Q:性能によってはどのように価格に差がつくのでしょうか?

性能が高い機種については、メーカーの希望小売価格や市場想定売価が高く設定されています。当然新製品であればあるほど機能が充実しておりますから、中古の人気も高く、相場も上がって必然的に買取上限金額も上がるが一般的です。もちろん例外もありますが。

例えば、最近発売開始された製品の買取価格の例を挙げると、このような価格になっています。

メーカー・機種 SONY
α9 ILCE-9
Panasonic
LUMIX DC-GH5
SONY
HXR-NX5R
商品
参考定価 ¥484,912 ¥233,160 ¥361,800
フジヤエービックの買取価格
2017年6月現在
¥300,000 ¥143,000 ¥220,000

当たり前ですが、新機種が出れば古い製品については相場が下がります。下がり幅は機種によってそれぞれ異なります。

メーカーによっては、新製品に既存の機能がなくなることがあります(いわゆるスペックダウン)。実は、その機能を気に入っているユーザーが多い場合、旧機種の価格相場が下がらないこともあります。頻繁にあるケースではありませんが、担当としては実はその点についてもアンテナを立てていますね。昔このケースで旧機種の一斉値下げをしたことがあったのですが、つい下げ過ぎまして一気に在庫がなくなってしまったという・・・苦い経験があります(笑)。

Q:発売年によって、価格はどれくらい変動するのでしょうか?

変動値は正直具体的な答えはありません。ただ、新しい機種が出ると、前モデルの在庫処分に走る販売店が増えます。価格comなどの価格比較サイト上の価格が下がりはじめ、その結果中古の売価も下げないといけなくなり、合わせて買取上限金額も見直すことになる、というのが最近の流れになっています。

Q:では、その情報はどうやって仕入れているのですか?

メーカーから情報が入ることもありますし、製品によっては海外サイトの方が情報のリリースが早いこともあります。すぐにキャッチアップして価格の見直しをしています。

Q:保存状態によってどれくらい買取価格に差が出るのでしょうか?

デジカメやビデオカメラの場合、査定ポイントのひとつとして「カビの有無」をチェックしています。カビの有無を見ることで保存状態が一定量分かりますからね。

カビが生えている商品は、一部例外を除きニーズがほぼありません。撮影画像や映像に影響が出てしまうものは致命的ですから、査定金額は大幅に下がってしまいます。ただし、修理代が買取金額を下回る場合はそれなりに査定金額をお付けできることもあります。

例)買取上限金額が10万円の製品で、カビの除去・クリーニングに修理代に5万円かかる場合、単純計算で5万円お付けする事ができる場合があります。

カビの他には、こんなところを重点的にチェックしています。

  • イメージセンサーの故障がないか
  • ボタンの効きが悪くなっていないか
  • 製品を落下させたような大きな凹み等がないか

落下させてしまったカメラに関しては、外見上は大したキズがなくても内部に見えないダメージがある場合があります。落下と思われるキズや凹み、破損が見られた場合、査定金額は大幅に下がってしまいます。ものによってはなんとか
査定金額をお付けして買い取ってジャンク品として販売するもありますが、やはり大切に使っていただくことが大事ですね。

製品ジャンルによってチェックポイントは変わります。買取査定に関しては経験がモノを言いますので、例えば別売品が一緒についている場合買取金額があがったり、ビンテージ品の中でも製品状態がよければさらに価格をアップするといった判断が出来ます。多くの経験・ノウハウを積んでいることがフジヤエービックの強みですので、買取査定は当社にお任せください!

Q:付属品の有無は買取価格に影響しますか?

買取上限金額は付属品が全てそろっていることを前提として設定していますので、付属品の有無は査定に影響します。

当店では、元箱は減額対象としておりませんが、プレミアムがついているヘッドホン・イヤホンなど、一部商品については、元箱に付加価値がある場合もありえますね。

Q:レンズがセットになっていると、査定額に影響ありますか?

レンズキットのように、もともとレンズ付きのものはセットで買取上限金額を設定しています。別売のレンズ(シグマさんのレンズなど)がある時は、別個で買取価格をお付けしますので、ぜひ一緒に持ってきてください。

Q:レンズの買取価格はいくらくらいですか?

レンズと言っても、一眼レフ用だけでなくビデオ用ポータブルレンズやシネマ用レンズなどもあるので、ひと品ずつそれぞれ異なります。買取上限金額にはそれぞれで差がありますね。
70-400mmなどの長玉(ながだま)と言われるレンズは人気が高く、買取上限金額も高い傾向にあります。

Q:レンズを査定するときはどのような点をチェックしていますか?

レンズについては、画像・映像にゴミが写ってしまうとお客様から敬遠されるため、「カビ」「ホコリ」を厳しくチェックしています。内部を分解して清掃できる機種であれば、メンテナンスして買い取れますが、そうでない場合は査定金額が極端に下がってしまうか、最悪の場合買い取れないことがあります。

カビやホコリの清掃・修理は当店では行っていないため、メーカーやメーカーの代理店に依頼しなければなりません。修理代は品物によってピンキリですね。

買取査定額アップのコツについて

Q:これから買取に出す方に向けたアドバイスはありますか?

例えば、本体のネジにサビがあると、買取価格が下がる可能性があります。これは「水や汗で濡れたことがある」、また「使用後の手入れが行なわれていない可能性が高い」と判断することがあります。使用しているカメラは大事にお使い頂くことを強くおすすめ致します。具体的にはいくつか注意点があります。

<注意点>

  • 雨天時や水辺の撮影、汗で濡れた場合は布で拭いて乾かす
  • 使用しない時は防湿庫などにしまってカビの発生を防止する(無策で押入れ行きはNG)
  • 撮影で使用した後はブロワー等でホコリを除去するなど、手入れを行なう

また、使う機会があまりに少ないなら、いっそのこと買い取りに出すという選択肢もあると思います。新機種の情報が流れると現行品の相場が下がるので、最新情報にアンテナをたてつつ、なるべく早く売った方がよいかもしれません。また買い換える(下取りに出す)ようにすれば定期的に最新機種を享受できると思います。

あとは、売りに出す前に手入れがされていると査定時に有利ですね。埃が付着していたり、汚れがありますと、程度にもよりますが減額対象となることがあります。実際、当店のリピーターの方はそのことをご存じで、お売りになる前に手入れをしている方が多いですね。

買取時の注意点など

Q:店頭買取・出張買取・宅配買取の3つの中だとどれが一番多いですか?

フジヤエービックでは、店頭買取が一番多く、次が宅配買取、その次が出張買取となっています。出張買取では、製品が大きくて運べない、点数が多すぎて持っていけない、持ち込みたいけど距離が遠いといった場合のサービスですが、近隣であっても身体が不自由で持っていけないという方もいらっしゃいます。そういったお客様にもしっかり対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

Q:店頭買取ではどのくらい時間がかかりますか?

製品ジャンル、点数、その時の混雑具合によって変動しますが、最短だと、受付から買取完了まで約10分で査定が終わります。デジタルカメラ、ビデオカメラなどは30分から1時間ほどで終わります。ピュアオーディオ関係も混んでいなければ最長でも1時間以内に査定が完了します。

業務用肩載せビデオカメラの買取査定はちょっと長くなりますね。イメージセンサーの画素抜けなどのチェックのために一定時間電源を入れたままにして、イメージセンサーを温める必要があります。30分以上の時間が必要なので、1時間〜1時間半くらいを想定していただければと思います。

※「画素抜け」とは?…液晶モニタのドット欠けのように、撮影映像に点模様がでる症状。別名「画素欠け」とも呼ばれています。

査定にかかる時間ですが、最長では数日~数週間かかる場合もあります。理由としては2つあります。ひとつは、量が多くその日のうちに査定が終えられないケース。もうひとつは、お持ちになった機材に故障が見られ、修理見積りをとる必要があるケースです。こちらに関しては、見積りが出るまでの日数はメーカー次第となりますそのため当店からは日数を明言できませんので、悪しからずご了承ください。

出張買取でのエピソード

過去には、とある学校法人様に出張買取へ伺ったことがあります。物量も金額も大きい案件でした。当店スタッフ・協力会社含めて20人くらいで出張し、現場を解体して(コードなども全て外したり整理したり)、ビデオカメラや編集機器などを買い取りました。一泊二日での引き取りでしたが、引取り後の査定を含めると、店頭出品ができるようになるまで約2ヶ月かかりましたね(笑)。こういったように、規模の大きいケースでも対応しています。

他には、面白い話ですと、出張買取に伺った際に撮影時のエピソードや機材へのこだわりを1時間以上熱弁されたお客様がいらっしゃいましたね(笑)。でもそういったお話しは逆にとても勉強になります。

Q:宅配買取の手間はどのくらい?

製品をダンボールに入れて、所定の申込用紙と身分証明書をご同梱いただき、当店宛てに送って頂くだけです。もちろん送料は当店が負担しますので、着払いでOKです。梱包材をお持ちでない方のために、無料でらくらく梱包キットをご用意しております。お客様側の手間は少ないと思います。

詳細はこちらのPDFに載せています

何か不明なことあればお気軽に問い合わせください。

フジヤエービックは、ビデオカメラの買取からスタートし、いろいろな経験を経てオーディオ機器の買取も始めて現在に至っております。30年以上のノウハウがありますので、なるべくどこよりも高く買い取れるよう努めています。周辺機器に関してもなるべく値段をつけて、適正な価格をつけられるよう頑張っていますので、お売りいただく際は是非フジヤエービックまでお問い合わせ下さい!

インタビューを終えて

今回、買取部門担当の宮崎にインタビューを行って、カメラ機材を買い取りに出す際は、普段からのケアがとても大切だということがわかりました。今ある機材を大切に使いながら、高く買い取ってもらえるように最新情報をチェックしてみましょう。

最近のデジタルカメラは動画機能も充実していて、フルHD画質はもちろん4Kでの撮影も可能になっています。自分好みの機能や画質を追求したいという方は、トレンドに取り残されないように、買取や下取りに出して最新機材にどんどんレベルアップしていきましょう。

>>機材の買取はこちらから!!

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2017年5月11日  by fujiya_contents

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