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ヘッドホンアンプの使い方を正しく学ぼう

ヘッドホンアンプの使い方を正しく学ぼう

ヘッドホンアンプも使い方に気をつけないと、その効果を最大限に発揮できません。ヘッドホンアンプを買ったばかり、もしくはこれから購入しようとしている方は、これから紹介する正しい使い方を身につけましょう。

正しいヘッドホンアンプの使い方とは?

ヘッドホンアンプの使い方といっても複雑な操作を必要とする機器ではありませんので、基本的には電源スイッチで電源を入れてボリュームで音量を調整すればOKです。しかし、本当に気をつけるべきは、この操作をする前段階のヘッドホンアンプとプレーヤーの「接続」に関してです。

これを正しく理解するには、ヘッドホンアンプとプレーヤーの内部的な仕組みや、電流信号についての基本的な知識も知っておく必要があります。

どのように信号を入れるか

アンプとは、ご存知の通り増幅器(Amplifier)で、入ってきた信号を増幅して次に引き渡す役目を担っており、これはヘッドホンアンプについても変わりありません。どれだけ信号を大きくできるかを増幅度(Gain/ゲイン)と言いますが、一般的に増幅度が大きくなるほどノイズなどの問題の解決が困難になります。

大きな石を10cm持ち上げる(=増幅)のと、1m持ち上げるのとではどちらが大変か、ということですね。従って増幅度は小さいにこしたことはありません。ということは、特にアナログ接続では「ボリュームを上げた状態=大きな電流が流れる状態」で入力してあげたほうがよい、ということですね。

実はこの際再生側も増幅度を上げているのですが、実は「ボリュームを絞る」という言葉があるように、プレーヤー側ではほとんどが「本来は何も制限が無いと大きい音が出るようになっている諸々の設定なので、増幅度を下げている」状態なのです。増幅度を下げる場合は、あまり難しくないのですね。

つまり、「ある程度(この点は後述します)再生側のボリュームを上げた状態でアンプに入力する」ということが大事です。とにかく、アナログ接続の場合ボリュームはある程度上げて、アンプ側でボリューム調整して下さい。

なおデジタル信号は信号レベルの基準値というのが決まっており、デジタルでの信号受け渡しはそれほど神経質になる必要はありません。

外部からのノイズにも強く、この点は隠れたデジタル接続の利点です。途中に挟まれている 「DAコンバーター」 というのは、DAC(Digital to Analog Converter)(デジタル-アナログ変換回路)」 という回路のことで、これによってデジタルデータが人間に聞こえるアナログ信号に変換される、という働きがなされているのです。

オーバーゲイン(オーバーロード)とは?

ところが電子回路というものは、あまりに大きな想定外の信号が入ってくると対応できず、正確な増幅ができなくなります。これがオーバーゲイン(オーバーロード)つまりバケツに水を入れる時消防車のホースで散水したら、あっという間に水は外にこぼれだして戻らない、そんなイメージで考えて下さい。

出てくる音を基本的には変えられないマイク(実はスピーカーやヘッドホンとほぼ同じ動作原理で、振動を電流に変換しています)などは、アッテネーター(減衰機)が内蔵されているものが多いのですが、ヘッドホンアンプの場合はもしも爆音が来たら上流のボリュームを絞れば済む話。ということで、今度はボリュームはほどほどに、となります、ちょっと面倒ですね。

実際は、いつも聞いている音量レベルより少し上げた、位の信号を入れると一番効率よくなるような設計がされているアンプが多いようですね。この辺りを目安にしていただくとよいでしょう。

ヘッドホンアンプでDACとアンプを高性能に

先ほどDACでアナログ変換された信号がアナログアンプを通してヘッドホンに伝えられるとご説明しましたが、デジタル信号ではアナログと違い信号の受け渡しの際の注意点はとても少ないです。

しかし、より品質のよいDACアンプを内蔵した「ヘッドホンアンプ」を外部から接続することによって、高音質化を実現。さらに、DACを内蔵しているヘッドホンアンプによる、さらなる高音質化にも期待できます。

ポータブルプレイヤーにもおすすめ

特にポータブルオーディオプレーヤーなどは、機器内部のスペースやコストの制約上、内部のアンプやDACに期待できない傾向にあります。そのため、高音質を求める方にとってはヘッドホンアンプを利用するのが正しい使い方であるといえるでしょう。

DAC内蔵型ヘッドホンアンプを選ぶ際の注意点

ヘッドホンアンプの使い方についてご説明してきましたが、DAC内蔵型ヘッドホンアンプについて注意していただきたい点があります。商品説明に「DAC内蔵型」という記載のあるヘッドホンアンプの多くは、PCでの使用を前提にしていて、ポータブルオーディオプレーヤーでは使用できない機種が多いという点です。

ポータブルオーディオプレーヤーでもDACとアンプを外部接続にしたいという方は、必ず「デジタル伝送」に対応したヘッドホンアンプを選んでください。

ヘッドホンアンプの使い方を知り高音質を楽しもう!

正しい知識で使い方をマスターすれば、ご自分の環境に適した最高のリスニング環境をつくることが可能です。音の厚みや解像感など、ヘッドホンアンプはこれまでにない音楽体験を提供してくれます。

フジヤエービックでは多数のヘッドホンアンプを豊富に取りそろえていますので、ご自分の希望に合った商品をお選びいただけます。そのほか高音質化に影響するケーブルなどもラインナップしておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

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2016年7月21日  by fujiya_contents

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