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【試聴レビュー】還ってきたiBasso Audio!新DAPと専用モジュール、イヤホンをテスト。

いわゆるハイレゾプレイヤーを初期の頃から追いかけている方にはちょっと懐かしい感もあるブランド、

iBasso Audio(アイバッソ・オーディオ)

2012年8月の発売当時ではまだ珍しかったDAPへのAndroid OS搭載をいち早く実現した、ハイクラスハイレゾオーディオプレイヤーHDP-R10が登場した時の衝撃を覚えている方も多いのでは?フジヤエービックでも数多く販売させて頂きました。

iBasso Audioは2006年に中国で設立されたオーディオメーカーですが、当初からポータブル機器に特化した製品づくり、さらにバランス出力端子やDACを内蔵したポータブルアンプを驚くほどのスピードで製品化するという機動力の高さがマニアの間で話題でした。
(なぜかポタアンにヘビの名前をつけるという特徴もありました)
そんなiBasso Audioですが、HDP-R10の成功以後はハイレゾDAPブームもあってDX90j(2014年7月) / DX80(2016年4月)といったプレイヤーを中心に製品を展開していたものの、その後2年ほど本国で新製品が発表されても日本国内への導入はなく、ほとんど活動停止状態となっていました。

が、2018年夏。ついにiBasso Audioが日本国内に再上陸を果たしました!

新しい「iBasso Audio Japan」代理店Twitterアカウント:@iBassoAudio_JP

その再上陸第1弾の製品ラインナップがこちら。いずれも2018年8月よりフジヤエービックで販売を開始しました。

DX150: ポータブルハイレゾオーディオプレイヤー(DAP)
IT01: シングルダイナミック型イヤホン
IT04: 3BA+1ダイナミックのハイブリッド型イヤホン
AMP3/5/7/8: DX150/DX200(未発売)用アンプモジュール

今回は、その中でも注目度ナンバーワン!の(やっと出た)新型DAP
iBasso Audio DX150を中心に、各製品についてレビューをお届けします!

こちらがDX150。DX90/80はDAPの中でも比較的コンパクトサイズでしたが、DX150は
若干大柄。液晶サイズは4.2インチのタッチ式です。 

本体上部にはUSB端子(Type-C)とデジタル同軸出力(ケーブル同梱)。
本体下部が着脱可能なモジュールタイプとなっており、その底面には
2.5mmバランスと3.5mmアンバランスのイヤホン端子2つと、
3.5mmラインアウト端子が配置されています。
DX150最大の特徴が、この「アンプモジュール」方式。

DX150には標準で「AMP6」と名付けられたモジュール(2.5mm/3.5mm/ラインアウト)が
付属していますが、別売となる以下のモジュールと交換が可能です。
AMP3…2.5mmバランス出力専用アンプ
AMP5…3.5mmアンバランス/3.5mmラインアウト専用アンプ
AMP7…3.5mmアンバランス/3.5mmラインアウト専用フルディスクリート構成アンプ
AMP8…4.4mm5極バランス出力(ラインアウトなし)
本体付属の「AMP6」には元々2.5mm出力もラインアウト出力も装備されているだけに
「4.4mmのAMP8以外は付属のAMP6で充分なのでは?」
と思ってしまいそうですが、そこはしっかり別売されているだけの理由があるのです。

それでは、アンプモジュール別にその違いをざっとご案内。

アンプモジュールの交換には、モジュール添付のドライバーを使います。

DX150の電源がOFFになっていることを確認し、標準添付のモジュールを取り外します。

モジュール固定用ネジは非常に小さく、ちょっと特殊(イモネジ)なので、こちらはなくさないようご注意を。

あとは、交換したいアンプモジュールを昔懐かしのファミコンカートリッジのようにDX150に差し込み…

しっかりネジで固定したあと、電源ON!おっと、イヤホンをつなぐ前には念のためボリューム数値を確認しておいて、いきなりの爆音で耳やイヤホンを痛めたりしないよう気をつけましょう。

モジュールごとの音質をざっくり評価してみましょう。

試聴にはちょうど標準状態で2.5mmバランス端子ケーブルがついているBA4+ダイナミック1のハイブリッド型イヤホン、DX150と同時発売となるiBasso Audio IT04を使いました。
(3.5mm接続時は付属の変換アダプタ、4.4mm接続時は他社製2.5→4.4変換を使用)

AMP6(標準)…ちょっとドライめな音。中低域・ボーカルが目立つ
AMP3/AMP8…音場が左右に広がる。若干フラット傾向な音
AMP5…ドライさが消えボーカルに艶が乗る。若干低域が強くなる
AMP7…音場が前後左右にひとまわり広くなる。音に柔らかさと丸さが加わる

という感じでしょうか。どのモジュールを使っても、ボーカル域がハッキリと出て来る音作りになっています。
バランス接続には出力レベルが上がるため、アンバランス接続時に比べて体感でボリューム数値が10くらい上がるのも特徴的です。(先ほどの注意のように、モジュール交換後の音出しにはご注意を!)
別売アンプモジュールの中で、最も標準状態から音の変化が楽しめるのは、やはりフルディスクリート構成の「AMP7」ではないでしょうか。音が丸くなるので、ガチガチの打ち込み系をよく聴くというような方にはちょっとお勧めしにくいですが、逆にボーカルもの中心、という方なら一度は試してみていただきたい構成です。

DX150の操作性ですが、いわゆるAndroid搭載スマホのようにホーム画面から左下にあるiBassoロゴのプレイヤーアプリを起動する方式となります。

起動後即再生、というわけにはいかずワンアクションが必要とはなりますが、これを起動してしまえば各ボタンのサイズが大きいこともあり、比較的わかりやすいインタフェースになっているかと思います。残念ながらGoogle Playアプリはインストールされていないので、例えば他のプレイヤーアプリで聴いてみたいという場合には一工夫必要になりますが、その辺の自由度の高さは確保されているようです。
メインの再生画面から右へスワイプすると「アーティスト」「アルバム」など
DAPではおなじみのメニューがタイル形式で表示されています。

メイン画面の左スワイプで「イコライザ」「Gain」など各種設定メニューを表示。

DX150の数々の機能の中でもユニークなのは「Digital Filter」機能。搭載しているDACチップ「AK4490EQ」内蔵の5種類のデジタルフィルターを切り替えて音の変化を楽しむことができます、DX150の音質調整機能面における最大の特徴がここにあります。

イコライザをいじるようなわかりやすい変化ではありませんが、試してみると明らかに音の立ち上がりや音像に影響が表れてきて面白い機能です。

さらに、設定メニューからもう一度左スワイプすることでスリープタイマー、ライブラリ更新など
詳細設定メニューが表示されます。

どうやらDX150は音源データを入れても自動ではライブラリ更新をしてくれないようなので、新しい音源を入れた際には忘れずに更新を。

全体的に操作感は比較的良好で、たとえばアルバムリストや楽曲リストをスクロールさせてもスルスルと動いてくれます。ただ、アルバムのアートワークのみリスト脇に表示されるまでちょっと時間がかかります。

それに、再生画面から音楽再生ボタンや「送る」ボタンを押した際の反応はワンテンポ遅れて動くような印象です。このあたりは今後の改善を期待したいところですね。

今回登場のイヤホン2機種についても触れておきましょう。

シングルダイナミックドライバ搭載のiBasso Audio IT01 (Black)は、若干低域が緩めではあるものの、それが中低域の聴きやすさにつながっている印象。解像度・分離感の良さで聴かせるというよりも、音のまとまりで聴かせるタイプです。

BA4+ダイナミック1のハイブリッド構成であるiBasso Audio IT04 (Silver)はその逆に、締まりのある低音と分離のはっきりしたメリハリで楽しませるタイプという感じ。

IT04は、付属のケーブルが2.5mmバランス端子となっていて2.5mm→3.5mmの変換アダプタが付属しています。

IT01 / IT04どちらもMMCX端子を採用、リケーブルに対応しています。さすがにDX150との相性は良好でした。

今回レビューした「DX150」「AMP3/5/7/8」「IT01」「IT04」はすべてフジヤエービックにてご試聴可能となっています!※DX150のAMPモジュール交換はスタッフまでお申し付け下さい。

さすがハイレゾプレイヤー黎明期から人気を博したiBasso、どれも日本のユーザーの好みをバッチリ把握した音作りで、フジヤエービックのオススメです!

iBasso Audio DX150 フジヤ価格59,760円

iBasso Audio AMP3/AMP5/AMP7/AMP8 フジヤ価格各24,200円

iBasso Audio iBasso Audio IT01 (Black / Red&Blue)
フジヤ価格各11,980円

 

iBasso Audio iBasso Audio IT04 (Blue / Silver)
フジヤ価格各58,300円

 

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2018年8月15日  by fujiya_contents

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